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『少年の名はジルベール』

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まず、田舎の書店にこの本があったことに驚いた。
それも平積み、おぉ竹宮さんだ。

70年代初め、のちに24年組と言われるようになった二十歳そこそこの新進まんが家の熱い思いが詰まっていました。
竹宮さんの思いが。

竹宮さんと増山法恵さんと萩尾望都さんとの関係。
楽しいはずだった共同生活が苦痛になっていくくだり
望都さんに対する称賛と羨望、嫉妬、それが自分側だけの独り相撲であると分かっているから"距離を置く"ことしかできなかった辛さ。
そのあたりは読んでいても辛かった。

読み終えて、私、『ファラオの墓』も『風と木の詩』もまともに読んでいないと気付きました。
じゃあ何が好きだったかというと『変奏曲』シリーズでしたが、この作品は増山さんの原作だったと初めて知りました・・・・。
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by sanase2013 | 2016-03-10 19:53 | 読み物 | Comments(0)