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『半分、青い。』と耳鳴りと

『半分、青い。』は放送前から注目の作品でした。

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理由のひとつは、
脚本が北川悦吏子で、主人公の名前が“鈴愛”とくれば
大好きで何度も見た映画『新しい靴を買わなくちゃ』を思い出すじゃないですか。
映画の鈴愛は自由でどこにでも飛んでいけそうな名前と言われてましたよね。
同じ名前で同じ漢字を使うなんて、北川さんはこの鈴愛という名前に特別な思い入れがあるのでしょうか。

もうひとつは
ムンプス難聴、主人公が中途失聴であるということ。
私と同じだからどうしても。
聞こえなくなったことを受け入れる段階がすごく丁寧に描かれていました。
自分自身はそんなに悩んだか今となっては記憶にないし、片耳の生活が全てになればそれが普通で、半分だけどうこうということは感じなく(わからなく)なってしまう。
でもまっ、このシーン泣けたわ。

『半分、青い。』と耳鳴りと_a0316366_23255285.jpg


子どもの鈴愛が耳の中に小人がいると表現した耳鳴りはなかなかに厄介で
慣れているはずなのに今でもビックリすることがおきてしまう。
ザーザーやキーンというような日常生活の中にない音の場合は自分でもそれが耳鳴りだとわかるんだけど、普段の生活でも存在するような音だと耳鳴りだとわからない。
たとえば、ブーンというような低い音の場合。
それは家の外にエンジンかけたトラックが止まっていると思ったり
ビジネスホテルの小さな冷蔵庫にあるようなモーターが入ったときの音に似ていて
ウチの冷蔵庫からそんな音がしていると思ったり
他人にそんな音は聞こえないと言われて初めて、それが耳鳴りだとわかり
もう自分でもビックリ。
冷蔵庫の修理とか電気屋さんに言わなくてホントよかったわ。

耳鳴りが邪魔で気になってしまうのも困るけど、本物の音か耳鳴りなのか区別がつかないのもすごく困るんですけど。



☆ ☆


Commented by starforestspring at 2018-04-15 18:02
sanaseさん、やっぱりご覧になっていましたね!

鈴愛のこれからを楽しみにしています。律のナイト振りも。
失聴による「あるある」がこれから少しずつ出てくるのでしょうか。そうだとしたら、別の楽しみ方も出来そうです。

聴こえないということ・・・が、社会において、ほんの少しの市民権を得る小さな一歩になればと思います。

 gonbe5515
Commented at 2018-04-15 19:24
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sanase2013 at 2018-04-15 20:53
gonbeさんもやはり!
律のような人がいてくれる鈴愛がうらやましいけど、鈴愛は自分でたくましく生きていくんだろうな、成長が楽しみです。
失聴「あるある」あるかな?あればおもしろいな。
永野芽郁さんの元気な鈴愛が楽しみです。
Commented by sanase2013 at 2018-04-15 20:54
鍵コメさん、そちらにコメしますね。
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by sanase2013 | 2018-04-14 23:32 | 映画 ・ テレビ | Comments(4)